
「今回は追い付けませんでした。笑」
早咲きの桜として知られる河津桜が南関東で咲き始めた頃、福島県のいわき市を訪れた。
この地に足を踏み入れるのは実に7年振りのこと。
前回は会津地方を旅する際に立ち寄ったのだが、その時は春先にも関わらず風の強い日だったと思う。
今回の訪問の目的は、いわきサンシャインマラソン 2025への出走。
私はフルマラソンは走らないこともあり、エントリーしたのはショート種目の1つである10kmだ。
自宅からは片道2時間は有に掛かる遠方となるため、前泊をすることにした。
3連休ということもあり、レース当日も帰宅途中の街で宿泊することを計画。
となると、もはや少なくとも半分位は旅行気分である。
実は2週間程前に群馬県館林市で開催された前回のロードレースの後に体調を崩し、数日間寝込むことに。
そこから回復したと思ったら今度は風邪を引いてしまい、今大会に参加するか否かの判断はレースの数日前まで持ち越すことになった。
発熱もなく鼻と喉の症状が主だったので酷いものではなかったが、万全からは遠い状態と言って良い。
そのため、最終判断についてはテンポ走の走り具合でジャッジすることに。
3日前にトラックで3,000mを走ってみたところ、そこそこの感触でリズムを刻めたので、最終的には出場することに決めた。(旅行ついでに走れるという美味しさもあるし、エントリー料金が勿体ないのは言うまでもない)
レース前日の朝。
この時点でも未だ軽めの症状は抜けきっていなかったが、鼻の奥や喉の軽い痛みなどで声が少々おかしい程度で、咳などの症状はない。
屋外競技のため他者への感染などもほぼ心配はないため、予定通り常磐地方へ向けて家を出ることにした。
起床後、いつも通りの朝食(果物とパン)を済ませた後、8時前に自宅を発った。
一般道から程なくして中央高速道路へ。
長野県や山梨県方面は渋滞しているものの、東京都心方面は今のところ比較的空いていた。
とは言うものの、東京のど真ん中へ向かう道のため暫く走ると渋滞に遭遇。
ただ断続渋滞だったため、疲労感も少なくロスをした時間も短めで済んだことは幸いで、そのまま中央環状線を経由して常磐自動車道へと接続。
江戸川を越えて千葉県を経由し、利根川を渡って茨城県へと入ったのは午前10時前のことだった。
この辺りでコーヒーが飲みたくなったので、守谷SAに立ち寄って小休憩。
その後はひたすら常磐道を北上することになる。
ご存知の通り茨城県は南北に長い。
牛久の大仏を横目に(実際には高速道路からは見えないが)霞ヶ浦の西を抜け(こちらも目視はできない)、石岡から笠間、水戸をすぎて日立辺りへ入ると、高速道路が高台に位置するため右手には太平洋を望むことができた。
しかし、ここまで来ても福島県は未だ数十キロ先だ。
とは言うものの渋滞もなくスムーズに進んだこともあり、午前11時を過ぎる頃には福島県へと入ることができた。
そのまま、いわき勿来ICで高速道路を降り、小名浜のいわき市観光物産センター【いわき・ら・ら・ミュウ】へと車を進める。(記号の入っている施設名のため、敢えて【】で囲って表記した)
一般道は渋滞もなく、高速道路のICからは15km強の距離があったが、25分程度で到着することができた。
こちらが施設の外観。

入口付近は海鮮のお店が幾つも軒を連ねており、そのエリアを抜けるとセンター自体のエントランスへと至る。
1階はお土産物店と地場の料理店がそれぞれ数店舗あり、2階は震災関連の展示スペースやゲームセンター、レストランなどがある。
1階をぐるっと一通り歩いてみた後、エスカレーターを上り、窓際から特徴的な建物の水族館、アクアマリンふくしま方面を望んでみた。

時折雲に覆われることもあったが、基本的には穏やかに晴れた空模様だ。
手首に目を落とすと時刻も昼過ぎであることが分かったため、昼食を取ることに。
施設1階へと階段を降り、浜鶏ラーメンに入ってみることにした。

店内に入ると、4-6人向けのテーブル席が7、8席といったところで割とコンパクトな印象。
奥は全面ガラス張りになっているので明るい雰囲気だ。
お昼時なので混雑はしていたが、ラーメンがメインのお店なので回転が速い方なのだろう、手前から3席目位が空いていたのでそこに座った。
ちなみに注文は食券制(購入すると自動的にオーダー)、お水などもセルフサービスだ。
オーダーしたのは、ここでしか食べられないとの表記があった、浜鶏かつお節ラーメン (¥1,000)。
折角なので、チャーシューをトッピングしてみることにした。(¥300)
ちなみに筆者も限定物には月並みに弱い。(が、大抵は熟考の末に買わない選択をすることが多い)
オーダーから提供されるまでの時間は数分。
中々にスピーディーだ。

早速、スープを口に運んでみる。
ベースは比較的あっさりした鶏ガラベースの塩ラーメンと言ったところで、鰹節の香ばしさと海苔の磯の香りがよくマッチしている。
トッピングの焼豚も丼に入れてスープに浸した後に一口食べてみると、外側の香ばしさとトロッとした脂身の組み合わせがとても良かった。
全体的に高水準で満足度の高いラーメンだ。
その後は施設を後にし、近くのイオンモールで買い出しを済ませ、宿泊地である豊間海岸近郊へと15分程のドライブ。
本日お世話になるのはシーサイドハウス きゅういち。

アパートメントタイプの宿泊施設だ。
併設されたカフェで食事を取ることもできるため、またこちらに来ることがあったらお邪魔させていただきたい。
部屋に入ると、とても清潔感のあるフローリングの空間が出迎えてくれた。

ベッドルームにはシングルベッドが2台。

このほか、バスルームやトイレもあることを考えると、1LDKのアパートメントの1室を借りるイメージと言えよう。
少し休息を取り、窓の外を見るとヴィーナスベルトが美しかったので豊間海岸へと足を運んでみることに。
部屋からは徒歩3分と、散歩と言うにも短い散策だ。
海岸沿いの通りを渡り、クロマツの林を抜けると大きな波が打ち寄せる浜辺へと至った。

水平線の上に掛かるピンク色の帯が美しい。
左端に見えるのは塩屋埼灯台で方角にして北北東に位置し、そこから南南東へと海原が広がっている。
100度近い大パノラマだ。
冬場は寒いが、初夏から中秋辺りまでは海風が心地良いことだろう。
のんびりと過ごすことができそうだし、南関東が暑さに悩まされる頃にでもまた、訪れてみたいものだ。
部屋に帰り一息付きながらロングドライブの疲れを取っていると、辺りはすっかり暗くなり静寂に包まれる。
窓辺に赴き外を眺めると、遠くの灯台の明かりが幻想的に夜空の闇に浮かび上がっていた。
そう言えば、久々に落ち着いた状況で風景を眺めた気がする。
少しばかり海岸に居たため冷えた身体を温めようと、沸かしておいたお風呂に入ることに。
お湯のお供は、先程ら・ら・ミュウで仕入れた温泉の素で、スパリゾート・ハワイアンズのお湯をイメージしているとのこと。
贅沢に2つ入れてみたが、白濁とした濁り湯は雰囲気があり気持ちも良いものだ。
湯から上がってからは軽めの夕食を取り、軽く身体を伸ばした後に21時半頃に就寝した。
翌日のレース当日、起床時間は午前5時15分頃。
レースの約4時間前だ。
ここからレース当日には定番となる朝食(リンゴとカステラ)を済ませ、これまた練習時と同様に定番となるトレーニング(インナーマッスルへ軽めの刺激入れ)を実施した。
のち、一息入れつつカーテンを少し開けて窓の外を眺めると、空を包んでいた暗がりが段々と解け始め、青色が東の方から広がりつつあった。
浜辺迄の距離も日の出までの時間も近いと言うこともあり、朝日を見に行ってみることに。

南東の空に仄かに浮かぶ暁月と、飛沫で僅かに霞んだ水平線近くの空気感が夢幻の夜明け。
海岸に着くと、息を呑む風景に出逢うことができた。
少しの時を経て太陽が昇り始める。

この太陽光が海や大河に作る光の線を私はサンリヴァーと呼んでいる(ちなみに月光の場合はムーンリヴァーと呼称している)が、このラインが海中に立つ何らかのオブジェクトを包み込みように伸びていて、こちらもまた幻想的だった。
去り際にクロマツ林を前景にもう1枚。

その後、部屋に帰り支度を済ませて午前7時半前に宿泊施設をチェックアウト。
5kmと10kmの出走者は同じ小名浜市民運動場が臨時駐車場となるため、そちらへ向かった。
ちなみに運動場から会場へはシャトルバスでの移動(約15分)となる。
バスの発着場へ着いたのは午前8時15分頃。
スタート時刻のちょうど1時間前位だ。
バスから降りてみると気温は2℃とかなり寒い。
それに加えて時折北東方面からのやや強い風があり、体感温度は時折氷点下へと至ってしまう程だった。
このままでは冷えて身体が動かなくなってしまうので、できる限り日向の場所でアップをしながら身体を動かし、午前9時過ぎにスタート地点へと向かった。
別の種目のブロックがスタートをする度に後方に待機するグループがスライドしていき、10km男子の整列ラインがスタートラインの直後へと移動する。
とにかく寒かったので、ようやく来たかと言いたくなったところだ。
周囲を見渡すと、昨年の2月に茨城県石岡市のハーフマラソンで共に走った志村忠雄さんの姿もあった。
あの石岡の難コースを73分半で纏めてしまう実力者である。
その時に私は73分06秒で走っているので彼に先着はしているのだが、文字通り出し切ってのタイムだったので、ギリギリのところだった。
それで30秒しか差が無かったので今回は分からないし、大会パンフレットを見る限り、負けるならこの人だろうとは思っていた。
まずは彼の出方を見ながら進めていくことにしよう。
スタート時刻が近付いていくに連れ、話し声が徐々に消えていき辺りは静まり返っていった。
パーン!
乾いた音の空砲が澄んだ寒空に鳴り響く。
お祭りの始まりだ。
それと共に高校生の集団が一気に前に躍り出る。
流石に福島県の高校生だ、速い。
それに呼応するように若い選手が2、3人飛び出して彼らの後ろに着いた。
まずはこのペースに合わせてみる。
100-200m程過ぎて時計に目を落とすと3:06/km。
これは飛ばし過ぎだ。
すかさず学生達の中の1人が「速い速い。」と声を掛け合う。
『確かに。笑』
私も心の中で呟いた。
ややペースを落として1kmを経過。
ラップタイムは3:22だった。
この辺りで、後ろからヒタヒタと足音が聞こえてきたと思うと、直ぐに誰かが横に並んだ。
志村さんだ。
そのまま並走することもなく軽やかに前に出て、更に前を走る選手達の背中を追って行く。
こちらもスピードを上げて後ろに着くかどうか考えたが、体調を考慮すると後半にエネルギーを残しておいた方が良いだろう。
病み上がり(正確には未だ上がり切ってはいない)ということもあり、或る程度調整しながら走らないと後半が持たないかもしれない。
このようなコンディションでレースを走るのは初めてのため、どの程度まで出力して良いものか判断が難しかった。
最終的にはここは先行していただくことにし、折り返し地点迄は抑えて走ることに決めた。
2km地点を過ぎる。
この1kmは3:29。
少し落とし過ぎたようだが、もう1人の自分と相談すると、前半はこの辺りのペースで行っておいた方が良いのではないかとのこと。
故に折り返し迄を3:30弱で行き、後半を出来る限り上げて、タイムはプラン通り34分台前半から半ばに纏められれば理想だ。
その後も暫く同じ位の体感ペースで巡行していたが、暫くしてラップタイムを見ると3:30/kmを超えていたため、少し上げると前を走っている選手の背中が徐々に近付いてきた。
志村さんには既に2、30m程離されてしまったが、そこのところは止むを得ない。
まずは黒いアスリートウェアの彼がターゲットだ。
2km地点を過ぎてから200m程でブラックの彼を捕え、左に直角に曲がる頃には既に前に出ていた。
遠方には藤原川に掛かる臨海道路1号線の大きな橋への緩やかなアップダウンが見え、志村さん達は既にそこに差し掛かっていた。
徐々にではあるが、差が広がっているように見える。
橋を渡り、3km地点へ。
この1kmは3:31。
短い区間とは言え少しの上りがあったので、若干落ちてしまったか。
前半区間はこの程度は許容範囲だろう。
そのまま直線を駆け、みなと運動公園の脇を右に曲がり、その200m程先を左折するとまた直線を走る。
この間に4km地点を通過。
ランプタイムは3:30。
今のところキツさはそれ程でもない。
10kmのレースコースについては、5km地点で折り返した後、スタートおよびゴール間際を除くと道程は同じ。
そしてそのUターン地点は、大畑貝塚公園へと向けた長く緩やかな上り坂の途中にあり、ここで大凡の自身の順位や前との差を確認できる。
折り返しに近付くと前を走るランナー達が下って来るのだが、やはりトップは学生ランナーを含めた若い選手達だった。
このセクションは緩やかなカーブにもなっているのだが、そのポイントが目視できる位に近付いてきた頃、志村さんの姿を確認。
飄々とした表情を眺めると、まだまだ余裕はありそうだ。
これは後半にあげても追い付くのは難しい可能性が高くなってきた。
折り返しを迎え、5kmを過ぎる。
この1kmは3:33掛かってしまったが、傾斜もあったのでこんなところだろう。
走路は下りの区間へと入り、それに乗り一気にスピードを上げる。
ケイデンス(巷ではピッチと呼ばれている)を増やすと言うよりはストライド(一歩一歩の歩幅)を伸ばすイメージだ。
自分の場合、所謂ピッチについてはレース時は大凡180前後で安定しており、ストライドで微調整することが多い。
ここでもそのイメージで加速した。
そのまま、みなと運動公園へと伸びる直線を駆け抜ける。
公園手前の交差点付近で6km地点を迎えたが、ラップタイムは3:18へと上がっていた。
そのまま勢いに乗って前を走る志村さんを追うも、中々その背中は大きくならない。
広がってもいないが縮まってもいないと言え、前半部分でのそのまま差が響いている。
7km地点を通過した際にラップタイムを確認すると3:19とペースは保てていたが、流石にこれ以上上げるのは今日のところは難しそうだ。
往路に渡った藤原川をもう一度越え、3人になったように見える前の集団を目指す。
遠方には5kmの種目に出走している選手達が折り返して帰って行くため、コース内にはランナーが増え始めていた。
なるほど、この人達をかわしていかねばならないのだなと、事前に得た情報をここで現実に当て嵌めることができた。
突き当たりの交差点を小名浜港方面へ右に折れると8km地点に至る。
この1kmは3:22。
今のスピードを最後までキープしたい。(しよう)
ゴール直前を除けば最後となるコーナーを左に舵を取り、長い直線へと入る。
遠く離れた志村さんの背中に追い付くことは最早無理だろう。
恐らく100m以上は離れている。
この感じだと、彼も3:20/km辺りで走っているだろうから、追い付けないのも無理はない。
9kmを過ぎ、ラップタイムは3:21。
前にも後ろにも選手は居ないし、最後位は沿道の声援に応えつつ楽しもうか。
前半を抑えたお陰か、幸い未だ余力もあった。

そのまま同じ位のスピードでゴールのゲートが視界に捉えられる辺り迄進む。
右側の沿道には沢山の方々が集まり声援を送ってくれていた。
少しペースを落として手を何度か振りつつそれに応えながら、最後のコーナーを右に曲がる。
ラストの直線では口角を上げて両手で両側に手を振り、フィニッシュラインを駆け抜けた。
記録は34:09。(グロスタイム、ネットは-1秒)
40-50代男子部門では準優勝、総合順位では12位。
先行した11人中8人が高校生であったことを考えると、福島県の高校生のレベルの高さを実感するレースだったと言えるだろう。
彼らにとっては練習の延長位の強度であったのだろうし、ここから全国区の選手が出て来るかもしれないと思うと楽しみでもある。
なお、最後の1kmは3:24だった。
フィニッシュエリアには先着した志村さん(部門優勝)の姿があった。
ふくしま民報の取材を受けていたため邪魔をするのも無粋かと思い、背中に手を置いてご挨拶。
「今回は追い付けませんでした。笑」
と一声掛け、健闘を讃えた。
(1年前の石岡のハーフマラソンでは今回と同様に先行されるも最後の方で追い付けたのだが、今回は完全に逃げ切られてしまったためだ)
1年振りの再会(かつ再戦)となるため会話もしたく少し離れた所で暫く待ってみたが、取材が長引いているため諦めることに。
続いて表彰テントへと向かうと、表彰式はフルマラソンのみとのことなので、部門準優勝の銀メダルと表彰状および副賞を受け取り、会場付近で記念に1枚。

撮影後はシャトルバスに乗り、大会開催エリアを後にした。
ちなみに副賞はこちらのスポーツゼビオで利用できる商品券2,000円分。(帰宅後に自室にて撮影)

次回、シューズなどのランニング用品を買い替える際に使用させていただきたい。
ついでに表彰状と銀メダルの写真も載せておこう。(同様に帰宅後に自室にて撮影)

さて、車に戻った後は寒いこともあり早々に着替えを済ませ、一路昼食の途へと着く。
レース後のため何にするかは考えたが、時間もそれなりに経過していたし10kmという短めの距離でもあったので、空腹感を感じ始めていた。
本日の宿泊地は茨城県の土浦市近郊の阿見市内のため南下することになる。
北関東と言えば、ということで日立市内のフライングガーデン日立川尻店へと向かうへと車を進めた。
14時前ということもあり店内も比較的空いていて、注文からの待ち時間も少なめで料理が提供。
オーダーしたのは勿論、この店一推しの爆弾ハンバーグ(メニュー上では爆ハンと表記されている)。
今回は山わさびソースを選択してみた。
お供にはガーリックライスをチョイス。
束の間の休息の時間だ。
食事を終えてからは更に南下。
国道6号線を霞ヶ浦南岸方面へと向かいハンドルを握る。
そのままのんびりと走り、土浦市を過ぎて国道125号線へと入った頃には、既に空は夕闇に包まれていた。
まずは夕飯の調達のため、近くのセイコーマートで軽めの夕食(パンとヨーグルトなど)を調達。
セイコーマートもそうだが、この辺りのお店の看板は何故かライトアップされていない。

この写真では明るく見えるが、実際にこの場に立って見上げるとかなり暗く見える。
買い物後にコンフォートインへと至ると、こちらもどことなく暗めな雰囲気が漂う。

恐らく周囲の道路に街灯が殆ど設置されていないためだろう。
歩道を歩くことはないとは思うが、夜間に歩く際には気を付けたい。
その後、駐車場が混雑していたため第二駐車場に車を停めてチェックイン。
部屋でゆっくりと寛ぎながら21時半頃に就寝した。
翌朝は5時過ぎに起床し、早朝LSDを十数キロほど。

車のヘッドライトは勿論のこと、LEDの街灯に比べても有明月の光は優しい。
そんな心地良い月明かりを眺めながら70分程ゆっくりと走った後にホテルへ戻り、ヨーグルトやグラノーラ等で軽めの朝食を済ませ、チェックアウト。
帰り際に宿泊施設至近のたまご専門店、たま蘭へと立ち寄ることにした。

本日も好天で気持ちが良い。
そして目当ては勿論、シュークリーム(¥320)だ。

シュークリームにしては高額な部類に入るが、それに見合うだけのボリュームがあり、中にたっぷりと詰まっているカスタードクリームも濃厚な味わいだ。
少しだけ甘味が強いと感じたが、この辺りは好みにより評価が分かれる程度の範囲だろう。
美味しく頂いた後、常磐自動車道を経由して自宅への帰路に着いた。
さて、今回は出走するか否かの判断を直前まで決めかねるような体調の中、今の時点でも可能なパフォーマンスは見せることができたと思うし、狙い通り部門3位以内入賞という結果を残すこともできた。
また、今シーズンはここまでのところ5レース続けて3位以内入賞出来ている点も、安定感という観点から評価したい。
ここでシーズン折り返しとなり、この先は3月以降のロードレースへと続いていく。
次回の出走予定は、3月16日に神奈川県の横須賀市で開催される北下浦ふるさとマラソン。
こちらも部門3位以内入賞を目処に快走したい。
記録については、10km部門のため調子が良ければ33分台半ばを狙っていきたい。
最後に、家族を始め今回も応援してくれた全ての人に感謝し、筆を置きたいと思う。
ありがとうございました。